外来のご案内

放射線科

放射線科は、日進月歩する医療のなかで遅れをとらないようスタッフ全員で技術や知識の習得に努め、よりよい医療技術の提供や医療被ばくの適正化など、患者様に信頼される医療をめざしています。

現在、CT・MR・マンモグラフィ・一般撮影・骨密度測定・X線テレビなどの機器を用いて検査を行っており、これらの検査で得られた画像は院内の様々な場所ですぐに見ることができるようになっています。

さらに、当院では常勤の放射線科医師が技師や主治医と密な連携をとることで、より質の高い画像や診断の提供が行える体制となっています。

また、マンモグラフィ検査では、女性の認定技師が対応するなど、全ての検査を患者様に安心して受けていただけるよう常に心がけています。

もし、検査や医療被ばくなどについて分からないことや、疑問に感じることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

放射線科

 

マンモグラフィ(乳房X線撮影)

マンモグラフィ(乳房X線撮影)

マンモグラフィはX線を用いて乳房の撮影を行なう専用の装置で、乳がんの発見を目的とした検査です。

検査の際に乳房を圧迫するので痛みを伴いますが、少量の被ばくで撮像でき、乳がんの診断に非常に有用です。

当院では、マンモグラフィの撮影は女性の技師が担当していますので、安心して検査を受けていただけます。

予約制となっていますが、乳がん検診も行っていますので、
まずはお電話にてお問い合わせください。

玉野三井病院(代) 0863-31-4187

 

平成29年度より乳がん検診の内容が変更になっていますのでご確認ください。

  現在
(平成29年3月31日まで)
平成29年4月1日から
対象者 30歳以上 40歳以上
検診項目 《視触診のみ》
または、
《視触診及び、マンモグラフィ》
《視触診及び、マンモグラフィ》

 

CT

CT

CTはX線を使用して体の断面の画像を撮影する装置で、いろいろな角度の断面や3D画像の作成、造影剤を使用したより詳しい検査も行っています。

当院では64列マルチスライスCTを使用することにより、高速かつ高精細な画像を提供しています。

X線による被ばくはありますが、検査時間は10分程度と負担が少ない検査です。

全身の様々な部位を検査することできますが、特に脳出血や肺、骨の疾患にとても有用で、心臓の撮影も可能です。

検査は予約制ではないため、必要があれば来院された当日検査を行うことが可能です。(造影検査は要予約)

 

MRI

MRI(磁気共鳴画像診断装置)

MRIは強力な磁場と電磁波を用いて目的部位を撮像する装置で、放射線を使用しないので被ばくがありません。

CTと似た画像を撮像しますが、同じ断面で質の違う画像を撮像して質的診断を行なうなど、CTとはまた違った特性の検査となります。

必要に応じて造影剤を使用した詳しい検査も行います。

この検査は、音が大きく、時間が30分程度かかってしまいますが、早期脳梗塞などの脳疾患や脊椎・関節の疾患等には非常に有用で、造影剤を使用せず血管や胆嚢の撮像も可能です。

尚、次の項目に当てはまる方は撮像できない可能性がありますので事前にお申し出下さい。

  • 心臓ペースメーカーや脳動脈クリップ等の体内金属を入れられている方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 閉所恐怖症の方
  • アイシャドーやラメの入った化粧をされている方(検査前に落としていただくことがあります)
  • 入れ墨やアートメイクのある方

 

一般撮影装置

一般撮影装置

X線単純撮影(レントゲン検査)を行う装置です。

胸部・腹部の病変や骨折の確認など、全身を撮影することができます。

この検査では、脳や内臓などの詳細な情報は得られませんが、簡便に全体像を見ることが出来ます。

被ばく量は少量で、短い検査時間で行えます。

撮影時には、ボタンや金属、シップなどははずしていただくことがあります。

 

骨密度測定装置

骨密度測定装置

X線を利用して、骨の密度を測定する装置です。

この検査は、骨粗しょう症の診断に用いられています。

被ばく量は少なく、検査時間も5分程度の簡単な検査です。

 

X線テレビ装置

X線テレビ装置

X線テレビは、X線を連続的に出すことで、体の中をリアルタイムで写し出す装置です。バリウムを使用した胃の検査がよく知られています。

その他、胃や気管、血管内に管を挿入する際、管の位置を確認しながら目的の位置まで動かすことができます。

このように体内の様子を画面(テレビ)で見ながら検査ができるため、様々な検査で利用されています。