「健康について楽しく学ぼう　藤の実会」健康教室日程表のご案内

毎週水曜日に定期的に講習内容を定め、講習会を開催しております。定期講習がない週は藤原医師による様々な内容の講習を予定しております｡

糖尿病は､いわゆる（生活習慣病）のひとつに挙げられ､現代の飽食時代を象徴をする病気として増加の一途をたどっています。平成9年度の厚生省調査によれば､糖尿病患者は約690万人､糖尿病になる確立の高い人を加えると1370万人にも及ぶと推定され､40歳以上の10人1人が糖尿病ということになります。早期には無自覚､無症状であることが多く､病気の存在すらきずかれないまま､あるいはきずいても長年放置されているために合併症が出現してしまうこともあるのです。

糖尿病の恐ろしさは合併症にあります。三大合併症といわれるものは､網膜症・腎症・神経障害であり、その他に脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化症､足壊疽などの感染症など､多くの病状が糖尿病と関連しているのです。

わが国の成人失明の原因の第1位は糖尿病性網膜症状であり、新たに失明する人は年間4000人、腎症のため新規透析を導入する人は年間1万1000人で､新規透析導入の原因の第1位となっており､大きな社会問題になりつつあります。

糖尿病は自然に治る病気ではありません。発見されたときには軽症でも､治療しないで放っておくと､合併症を起こし､命に関わる病気です。そのため生活習慣の見直しが必要なのです。